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「細胞生物学分野(生化学部門)・研究概要」

細胞の中から老化や病気の原因を探る
 老人病研究所生化学部門の部門名には、「生化学」という名がついているが、生化学だけでなく、最新のバイオテクノロジーを駆使して、老化や病気の原因を細胞の中から探っている。とくに細胞内小器官のミトコンドリアはエネルギー合成だけでなく様々な機能をもち、多くの病気や老化現象に関わっている。ミトコンドリア機能を重視しながら、病気の原因と対策を開発しようとする点に研究室の特色がある。
「生命の基本原理を知ることによって, 病気の原因がわかり治療法や予防法がわかる。逆に、病気を見ることによって、生命の基本原理がみえてくる。」が本研究室のポリシーである。

科学は実用されて光り輝く
 
 科学は、人間の知的欲求を満たしてくれる。そして、科学の成果は私たちの生活の質を向上させる。科学は「知」と「実」を与えてくれる。このふたつは別々のものではなく、「実」に至るには「知」が必要であるし、「科学は実用されて光り輝く」。研究成果を実用化されるように努めるのも私たちの責務です。

 研究テーマと研究内容

(1) 抗酸化物質「水素」の応用
 ミトコンドリアから発生する電子と酸素が結びつくことで生まれる活性酸素はその強い酸化力でほとんどの生活習慣病や老化の原因となることは今や広く知られている。しかし活性酸素にはいくつかの種類があり、遺伝子を破壊する「ヒドロキシルラジカル」などの問題になる活性酸素だけを選択的に排除する抗酸化物質が「水素」であることを当研究室で発見し、その水素の医療応用への可能性を研究室で追及中である。
(2) ミトコンドリアを標的にした蛋白質治療法の開発
 蛋白質を直接細胞内へ導入し治療に寄与しようとするのが「蛋白質治療」である。細胞死を抑制する強化蛋白質の作成に成功したので、脳虚血や肝疾患などの多くの疾患治療や臓器移植のための臓器維持などに寄与しようとしている。さらに、再生医療などに用いる細胞を長期に生存させることにも寄与する。
(3)ミトコンドリアにおけるアルデヒド代謝と酸化ストレスと疾患
ーモデルマウス(DALマウス)の作製
 アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)はお酒に強い、弱いを決定する。ALDH2の役割は酸化ストレスの防御であり、様々な疾患と関連している。ALDH2欠損マウス(DALマウス)を認知症などの酸化ストレスモデルとして用いることの有効性も検証している。
(4) 癌、糖尿病・老化におけるミトコンドリアゲノムの体細胞変異の役割
 ミトコンドリア遺伝子の変異によってミトコンドリア脳筋症という遺伝子病が生じる。ミトコンドリア遺伝子は核遺伝子とは別の挙動を示すので、他の疾患とは異なる特徴がある。原因究明から治療法の開発が現段階の目標である。                             

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日本医科大学
大学院
医学研究科
加齢科学系専攻
細胞生物学分野

    (先端医学研究所    細胞生物学部門)

Fax: 044-733-9268


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(C)Copyright 2001, Dept. of Biochem. and Cell Biol.

最終更新日
15.04.10


(5) ミトコンドリア脳筋症の治療
 ミトコンドリア遺伝子の変異によってミトコンドリア脳筋症が生じる。原因究明から治療法の開発が現段階の目標である。
(6)ミトコンドリアと核のストロークとミトコンドリアの生合成解明
 ミトコンドリアは細胞の状況に応じてその量を変化させる。ミトコンドリアを増加させ、健康の維持・増進をはかる。